全日本ダートトライアル第5戦は、京都にあるコスモスパークにて開催された。 第1ヒートが始まるころから雨が降り出し、時折土砂降りとなって荒れ、どう攻略するか難しい路面となった。

N2クラス、スナガワで今シーズン2勝目を決めている原選手。荒れた路面でも冷静にラインを読み、1ヒート目クラス唯一の1分36秒台をたたき出しトップに立つ。2ヒート目はさらに路面が悪化、ほとんどの選手がタイムダウンしたが原選手はその中でもトップタイムをマーク、完全な形で今シーズン3勝目を決めた。

SA1クラス、第1戦・4戦の2勝を挙げている木島選手と、第3戦で優勝の川島選手でシリーズポイント1,2を争っているこのクラス。不安定な路面状況の中、1ヒート目は木島選手9位、川島選手7位とタイムが伸びない。しかし2ヒート目のこのクラスの出走のタイミングでは雨足が若干弱まり硬い路面がところどころ現れてくるとタイムアップする選手ほとんどとなる。このタイミングを逃さなかった両選手、正確に狙ったライン取りでタイムアップし川島選手は4位、そして木島選手は見事逆転優勝を果たした。

 

次戦、第6戦は栃木県の丸和へ戻る形で開催される。そろそろシリーズ順位も見えてくるクラスもあり、さらに白熱した戦いが予想される。テインユーザーのさらなる活躍にご期待ください。