全日本ダートトライアル選手権の第3戦は福島県の「SSパークサーキット」で開催された。
当日は天候にも恵まれ、比較的フラットでハイスピードなコース設定ながら表面のパウダー状の土でグリップが低く、ダンパーのセッティングも難しくなる中、激しいバトルが繰り広げられた。
N2クラス、1ヒート目第1戦・第2戦と2位の岡林選手、好調ぶりを発揮し2番タイムをたたき出す。原選手がこれに続き3番手。2ヒート目今回こそ優勝したい岡林選手。グリップの低い路面をうまく捉えながら果敢に攻める。しかしゴールまであとわずかという最終セクションでイン側を引っ掛けてしまい転倒。1ヒート目のタイムで3位となった。代わって混戦を制したのは原選手。2ヒート目に路面が荒れてくる中、HGダンパーを調整し0.5秒タイムアップ。見事逆転優勝をものにする。
SA1クラス、今シーズンからDC5インテグラへ乗り換えた川島選手。1ヒート目からクレバーな走りでトップに立つ。2ヒート目、他の選手がなかなかタイプアップできない路面の中、さらにタイムを縮めパーフェクトな走りで今期初優勝を飾る。また開幕戦で優勝した木島選手も3位入賞と健闘を見せる。
SC3クラス、第1戦・第2戦と不本意な結果に終わっている炭山選手。冷静に路面を見てランサーをコントロール。装着したGr.Nダンパーもそれにこたえ1本目のタイムで今期初優勝を飾る。
本来の調子を取り戻したN2原選手、反撃開始の炭山選手。次の第4戦は北海道のオートランドスナガワで開催される。シリーズポイントでも上位に上がってきたテインユーザーの活躍に期待したい。 |