2009年中国ツーリングカー選手権(旧:中国サーキット選手権)の第1戦が5月23日〜24日に上海国際サーキットで開催された。例年に比べて参加車両は少なめとなり、テインがサポートする2000ccクラスは全15台。今年からレギュレーションも新しくなり、リム幅7インチから9インチ、タイヤ幅240mm、ブレーキディスクの拡大、エンジン最大回転数8500rpmから8000rpmに制限と大幅に変更され、各チームともセッティングに苦戦しながらの開幕となった。
決勝当日の天気は快晴。スタートポジションも悪くなく、期待満々の中スタートを切るが、スタート直前にCar No.5 778KIAセラト(TEINダンパー装着車)がエンジンストールで無念のピットスタート。再スタート後はCar No.6 778KIAセラト(TEINダンパー装着車)が昨年チャンピオンを獲得した、Car No.1 ハンコックアコードを抜いて1番手を獲得。TEINがサポートするチームFRDのCar No.10 FRDフォーカスは3番手でスタート。11周目に入るとCar No.1 ハンクックアコードをかわして2番手に浮上し、TEINダンパー装着車が先頭を引く形となった。
トップの3台がテールtoノーズの接戦を繰り広げながら迎える中、16周目から遂に順位が変動する。Car No.10 FRDフォーカスがCar No.6 778 KIAセラトに猛プッシュするも強引に接触してしまったため、ペナルティを受けてピットストップ。Car No.6 778 KIAセラトが1番手に浮上し、そのままトップを独走するかと思われたがレース終盤にマシントラブルでスピードが伸びず、残り3周のところで遂にCar No.1 ハンクックアコードに抜かれ2番手となる。必死の追い上げをするも一歩及ばずCar No.6 778 KIAセラトが2位、TEINサポートチームであるチームFRDは最高で6位フィニッシュとなった。
次回、第2戦は6月27日〜28日に上海天馬山サーキットで開催される。戦いは始まったばかり、チームFRD、テインユーザーの活躍に期待したい。 |