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Neste Oil Rally Finland
森林の中をラリー車が駆け抜ける。
P-WRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)の第5戦「ネステオイル ラリー・フィンランド」が、フィンランドの中央のユヴァスキュラで開幕された。P-WRCも5戦目のラリーとなり、後半戦に突入した。
 
7月31日〜8月3日で行ったラリーは森の中を駆け抜ける高速かつ、高さ1m以上、飛距離10m以上のビッグジャンプが続く難コース。セッティングはこの高速コーナーの安定性、ビッグジャンプの収まりが重要、テインは過去の膨大なデータから仕様出しを行い、TYPE Gr.N装着P.フローディン選手、E.ベルトノフ選手と共にP-WRCの合同テストにて問題ないことを確認した。J.サロ選手は合同テストには参加しなかったものの、フィンランド国内選手権に参加しており、セッティングは決まっていた。
 
本番前夜のスーパーSSから始まり、観客も大声援でラリー車を熱狂的に応援する。DAY1のSSは10本、SS総距離は132km。TYPE Gr.N装着J.サロ選手、P.フローディン選手はサービスごとに次のSSに合わせ車高を調整し、よりベストなタイムを狙う。J.サロ選手はDAY1のSS11本の内7本でベストタイムを出し快走。DAY1をトップで終了。P.フローディン選手は3位と上々だ。残念なのはここのところ調子を上げてきたE.ベルトノフ選手、エンジントラブルでリタイアとなった。
 
DAY2、SSはこのラリー最長の21.1kmのSSを含む10本、SS総距離は168.3kmとメインの日だ。1位走行中のJ.サロ選手はこの日もベストタイムを連発するがSS16でコースオフ、リタイアとなった。
J.サロ選手のリタイアにより2位に繰り上がったP.フローディン選手、1位、3位共に1分ほどタイム差があるため、無理をせず2位フィニッシュを狙った走りに変更した。DAY3、SSは3本、SS総距離は40.5km。P.フローディン選手はバーストにより30秒ほどロスするものの、前日のマージンにて逃げ切りP.フローディン選手は2位でフィニッシュとなった。しかし、表彰台フィニッシュ後の再車検で失格となった。
 
次回のP-WRC第6戦は、ニュージーランドで開催される。テインユーザー、TYPE Gr.N装着車両の活躍に期待する!
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