2008年全日本ダートトライアル選手権が栃木県の丸和オートランド那須で開催され幕を開けた。
前日の公開練習日から天候に恵まれ本番当日もDRY路面での熱い戦いが繰り広げられた。
N2クラス、ここ数年シーズン序盤はなぜか不調の原選手。しかし今年は1ヒート目からトップタイムをたたき出しチャンピオンの貫禄を見せる。2ヒート目に昨シーズンシリーズ3位で同じくテインユーザーの岡林選手が猛追をみせるがチャンピオン原選手はさらにこれをかわし逆転。原選手は完全な形で優勝を決めこれでテイン勢の1-2フィニッシュとなった。
SA1クラス、昨シーズンはチャンピオン争いを繰り広げながら惜しくもシリーズ3位に終わった川島選手。1ヒート目は4位とやや低迷。しかし路面へと変わった2ヒート目、装着したTYPE HGダンパーのセッティングもきまり正確なラインで車をコントロールし、見事逆転優勝を飾る。
SC1クラス、’07シリーズチャンピオンの石井選手が不参戦となり誰が優勝するか混戦が予想されるこのクラス。昨シーズン石井選手とダブルエントリーで参戦しシリーズ4位の山本選手に期待が掛かる。1ヒート目は3位に甘んじたものの、2ヒート目路面状況が変化していく中、乗りやすく操縦性を重視したセッティングのHGダンパーは山本選手のドライビングに応え、見事タイムUPし逆転。山本選手は嬉しい全日本選手権の初優勝を手にした。
開幕戦から好調のテインユーザー、次戦のモビリティおおむたでの活躍も期待したい。 |