フィンランドラリー選手権の第3戦が3月7日・8日、フィンランドの東部のニルシアで開催された。この第3戦で、早くも氷雪吹き荒れるフィンランドラリーウインターステージはラスト。次戦は気候も一変した初夏のステージを舞台に開催されることとなる。初戦・第2戦に続き好成績を残して夏を迎えたいJ.サロとK.カタヤマキが揃って第3戦に臨んだ。

K.カタヤマキは初日から周囲の期待に答え、SS1を3位、SS2ではトップタイムを叩き出し、好スタートを切る。一方、初戦・第2戦を連勝で飾っているJ.サロは、くしくもSS3でコースアウトしてしまい残念ながらリタイアとなった。

スタートから力強い走りを見せていたK.カタヤマキだが、最初のＴＣに入る際、誤って３分早く入ってしまい、３分ものペナルティーをもらうこととなった。最後まで集中力を切らさず走りきったK.カタヤマキは、全てのSSにおいて10位以内にフィニッシュする安定した走りを見せ、最終SS8では2位のタイムをたたき出し、ペナルティを挽回し、先頭グループを猛追する。しかしながら、3分のペナルティーは最後まで大きく影響し、先頭グループに追いつくことはできず総合7位で終え第4戦を終えた。

第3戦は、J.サロ・K.カタヤマキ共に満足できる結果ではなかったが、初戦と第2戦の素晴らしい結果でTEINの2台はまだドライバーズランキングの1位と2位をキープ！！次回初夏のフィンランドで開催される第4戦に期待がかかる。