2008シビックインターシリーズ最終戦は、秋の装いとなった富士スピードウェイで開催された。
松井選手と前嶋選手がシリーズチャンピオンをかけて同ポイントで向え注目が集まる中、予選は雨となり、ポールポジションを獲得したのはチャンピオン争いに割って入ったテインユーザーの後藤選手。松井選手は4位、前嶋選手が5位となり、2位から8位までがわずか0.7秒以内という大激戦での決勝を予感させるものとなった。
決勝は気温13度と寒く、曇り空で微妙なコンディション。同じ富士スピードウェイで8月に開催された波乱の第5戦を思わせる状況の中、運命の決勝レースがスタートを切った。後藤選手がトップでオープニングラップを守るも、5番手からポジションアップした前嶋選手が3位、松井選手が4位とつづく。チャンピオン争いは序盤から激しいバトルとなり、松井選手がスリップから抜け出し1コーナーで前嶋選手をパス。攻める松井選手はコースレコードを叩き出し、順位を1つ落とした後藤選手をもパスして2位へ浮上。そのまま2位でゴールし、悲願のシリーズチャンピオンを獲得!!
車両がインテグラからシビックへ切り替わった最初の年に、テインユーザーがインターシリーズ、東日本シリーズ、西日本シリーズの全てにおいてチャンピオン獲得という偉業を成し遂げました。 |