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ST3クラスで大井組フェアレディZがチャンピオン獲得
塩渕組ZがST3クラスで初優勝を飾る
スーパー耐久シリーズ2007(通称:S耐)の第7戦(最終戦)が11月10〜11日、栃木県のツインリンクもてぎにおいて開催された。TEINユーザーはST1に2台(#1山野直也組ポルシェ、#23田中哲也組フェアレディZ)、ST3に7台(#7井入宏之組RX-7、#14増田芳信組RX-7、#15長島正明組フェアレディZ、#39塩野健司組NSX、#41塩渕誠二組フェアレディZ、#74小林敬一組フェアレディZ、#113大井貴之組フェアレディZ)と、計9台が参戦した。
10日の予選は冷たい小雨が降るウェットコンディション。13時20分からA、Bドライバーのセッションが15分ずつ行われ、A、Bドライバーのタイム合算により、ST1クラスは#1山野組ポルシェが4位、#23田中組Zが5位を確保。一方、ST3クラスでは#7井入組RX-7がクラスポールを獲得。#41塩渕組Zが2位(NA車ポール)、#39塩野組NSXが4位、#74小林組Zが5位、#113大井組Zが6位、#14増田組RX-7が7位、#15長島組Zが8位となった。
11日も朝から冷たい雨が降り続いた。気温15℃、路面温度16℃というコンディションの中、12時4分に105周の決勝レースがスタート。ST3クラスでは、#113大井組Zが5位以上でゴールすると自力でチャンピオンを獲得となる。スタート時に#7井入組RX-7の速度が遅すぎたと判断され、ドライブスルーのペナルティが課され8位まで順位を落としたが、最初のピットインまでに4位へポジションアップを果たす走りを見せた。2周目に2位に浮上した#39塩野組NSXは9周目にトップに立ったが、35周目に#74小林組Zが追いつき最終コーナーで逆転トップを奪った。直後に雨が強くなり、総合トップが40周目に急激な天候の変化によりセーフティカー(SC)が導入された。
このタイミングで#74小林組Z、翌周に#113大井組Z、#39塩野組NSX、#41塩渕組Zがピットイン。5周でSC解除となったが、54周目には2回目のSCランとなった。この間に#113大井組Z、#74小林組Z、#41塩渕組Zが2回目のピットインを済ませ、これが優勝争いのポイントとなった。また、雨天とSC導入によりレースは4時間に短縮されることになった。
トップ走行中の#39NSXは65周目からの3回目のSCランで2回目のピットイン。このSCが入った位置の影響で、4位の#113大井組Z、5位の#39塩野組NSXは運悪くトップ争いグループから1周遅れとなり優勝争いから脱落することに。これで優勝は#27 M3、#41塩渕組Z、#74小林組Zの3台に絞られた。5周でリスタートとなると、この3台が4秒以内でバトルを展開。一方#113大井組Zはリスタートラップの最終コーナーでスピンを喫し6位へポジションダウン。これで#27 M3が優勝すると逆転でチャンピオンを奪われてしまう。
76周目に#41ZがV字コーナーで#27M3をかわしてトップに。さらに78周目には#74小林組ZがS字で2位に浮上して#113大井組Zのチャンピオンはほぼ確定した。84周目の90度コーナーで4位の#39塩野組NSXがコースアウトを喫して#15長島組Zが4位へポジションアップ。さらに#39塩野組NSXは86周目に5コーナーでコースアウトを喫し、88周目に#113大井組Zがこれをかわして5位へ浮上し、チャンピオンを手中にした。またこの周回で#74小林組Zは#27 M3と激しいバトルを演じたが3位で順位を落とすことになった。
16時過ぎ、91周でチェッカーフラッグが振られてレースは終了。#41塩渕組ZはS耐で初優勝。また#113大井組ZはST3クラスのチャンピオンを獲得した。
ST1クラスでは、#1山野組ポルシェが5周目に3位、13周目に2位に浮上すると、最初のSCランのタイミングも決まりトップに立った。しかし3回目のSCラン時にタイミングが悪く1周遅れてのピットインとなり、これで3位へ。さらにリスタート時に逆転を喫し4位でゴール。シリーズランキング3位を守った。#23田中組Zは雨が上がってくると予想してドライ用セッティングを採用したのが響き思うようにペースが上げられず。それでも我慢強く4位を走り3回目のSCランでピット作業を決めて2位へ浮上。そのままポジションをキープして4戦連続の表彰台を獲得した。
予選
Pos.
No.
Class
Class Pos.
車両
合算タイム
ドライバー
1
50
ST1
1
PETRONAS SYNTIUM BMW
4'18.583
柳田真孝/Fariqe Hairuman
2
8
ST1
2
黒豆リボイス GT3
4'22.806
清水康弘/竹内浩典
3
2
ST2
1
PROVA FUJITSUBO IMPREZA
4'25.363
吉田寿博/松田晃司
6
1
ST1
4
euroMEVIUS MACAU ADVAN PORSCHE
4'26.278
山野直也/Henry Ho
8
23
ST1
5
CAR-CHANNEL アドバンZ33
4'27.685
田中哲也/星野一樹
14
7
ST3
1
アメニティホーム・エクセディRX-7
4'34.255
井入宏之/佐々木孝太
15
41
ST3
2
SABOTAGE Z
4'35.088
塩渕誠二/脇阪薫一
17
39
ST3
4
BENELOP ADVAN NSX
4'35.908
塩野健司/佐々木雅弘
18
74
ST3
5
アラビアンオアシスZ
4'36.605
小林敬一/安田裕信
19
113
ST3
6
カルラレーシング☆ings北海Z
4'38.559
大井貴之/伊橋 勲
20
14
ST3
7
協新計測マイロード岡部自動車RX-7
4'38.982
増田芳信/小松一臣
21
15
ST3
8
岡部自動車 eeiA ディクセルZ
4'39.557
長島正明/古谷直広
決勝
Pos.
No.
Class
Class Pos.
車両
Lap/Gap
ドライバー
1
8
ST1
1
黒豆リボイス GT3
92/3:57'31.560
清水康弘/竹内浩典
2
23
ST1
2
CAR-CHANNEL アドバンZ33
92/+16.547
田中哲也/星野一樹
3
3
ST1
3
エンドレスアドバンZ
92/+29.188
青木孝行/藤井誠暢/影山正美
5
1
ST1
4
euroMEVIUS MACAU ADVAN PORSCHE
92/+1'04.199
山野直也/Henry Ho
9
41
ST3
1
SABOTAGE Z
91/+1Lap
塩渕誠二/脇阪薫一/吉田広樹
11
74
ST3
3
アラビアンオアシスZ
91/+1Lap
小林敬一/安田裕信
13
15
ST3
4
岡部自動車 eeiA ディクセルZ
90/+2Laps
長島正明/古谷直広/杉林健一
14
113
ST3
5
カルラレーシング☆ings北海Z
90/+2Laps
大井貴之/伊橋 勲
15
39
ST3
6
BENELOP ADVAN NSX
90/+2Laps
塩野健司/佐々木雅弘/長野賢也
18
7
ST3
7
アメニティホーム・エクセディRX-7
89/+3Laps
井入宏之/佐々木孝太/赤鮫オヤジ
21
14
ST3
8
協新計測マイロード岡部自動車RX-7
88/+4Laps
増田芳信/小松一臣/入口秀輝