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A.ピンカーが殊勲の3位入賞!
T.フォーストは最終SSで大きく後退、14位でフィニッシュ



 2007年のRANC(ラリー・アメリカ=米国ラリー選手権)第7戦「オジブウェ・フォレストラリー」が8月24-25日、ミネソタ州北部にあるベミジで開催された。ステージはリズミカルなコーナーが連続するテクニカルな林道グラベルで、全15SS、150マイル(約240km)を設定。4本のナイトステージや23マイル(約37km)のロングステージが盛り込まれるなど、ドライバーにとっては過酷なラリーで、SYMS Racingの5号車(スバル・インプレッサGDB-F)を駆るA.ピンカーとチームメイトとして34号車を駆るT.フォースト(スバル・インプレッサGDB-F)がTEINユーザーとしてチャレンジした。
  8月に行なわれた「X-GAME」からターボの仕様を変更したピンカー、フォーストらは序盤からコンスタントな走りを披露するものの、レグ1でフォーストのマシンにデフのトラブル、ピンカーのマシンにターボトラブルが発生するほか、レグ2ではフォーストのマシンにターボトラブルが発生。さらに、最終SSでは2番手に付けていたフォーストがタイヤを石にヒットさせてしまい、大きく後退することとなった。とはいえ、両ドライバーともに最後まで走り抜き、ピンカーが3位入賞でランキング首位をキープ。マシンを破損したフォーストもラフなラリーを走破し、14位でフィニッシュした。



 ドライバーにとって最もチャレンジングなラリーと称されている「オジブウェ・フォレストラリー」が幕を開けた。今回より新タービンを装着したピンカー、フォーストの2台は事前テストから好感触で、競技がスタートしてからもコンスタントな走りを披露。デフのトラブルで苦戦を強いられながらも、SS4とSS7でフォーストがベストタイムをマークするほか、ターボトラブルに見舞われたピンカーもSS4mSS7でセカンドベストをマークするなど、両ドライバーともに24日のレグ1から好調な仕上がりを見せていた。
  が、25日のレグ2ではターボトラブルに見舞われながらも、SS11、SS12、SS14を制覇して猛追を披露していた2番手のフォーストだが、最終ステージでタイヤを石にヒットさせてしまい大きく後退する。結局、ポジションキープに徹したピンカーが殊勲の3位入賞でランキング首位をキープ。最終ステージのアクシデントでマシンを破損したフォーストも最後まで走り抜き、14位でフィニッシュするなどTEINユーザーの2台は粘り強い走りを披露している。

■担当エンジニアのコメント(テインUSA/中井克真)
「ピンカーは通常グラベルのセットアップだったのですが、フォーストは事前テストの段階でマシンの底を打っていたので車高を上げて対応しました。2日間を通して両ドライバーともにターボのトラブルが発生しましたが、足まわりに関しては特に問題はなく順調な仕上がり。セッティングの方向性は分かっているので、残り2戦ではP-WRCで得た経験をフィードバックして、新しいセッティングにトライしたいと思います」



Pos. No. Driver Machine Time Diff
1 199 T.パストラーナ SUBARU Impreza WRX STI 2:21'49"4  
2 43 K.ブロック SUBARU Impreza WRX STI 2:23'05"6 +1'16"2
3 5 A.ピンカー SUBARU Impreza WRX STI 2:29'05"4 +7'16"0
14 7 T.フォースト SUBARU Impreza WRX 3:01'21"2 +39'31"8
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