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A.ピンカーが2位に入賞! |
T,フォーストはパンクで後退。3位入賞でTEINユーザーが2-3フィニッシュ |
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2007年のRANC(ラリー・アメリカ=米国ラリー選手権)第4戦「オリンポス・ラリー」が5月19-20日、ワシントン州オリンピア近郊で開催された。ステージは過酷でテクニカルな林道グラベルで、太平洋北西岸の不規則な気候により、ラリーウィークは雨と晴れを繰り返すなど天候が目まぐるしく変化。路面はウェットでスリッパリーなコンディションとなるものの、SYMS Racingのスバル・インプレッサGDB-Fを駆るA.ピンカーが2位に入賞。さらに、スバル・インプレッサGDB-Fを駆るチームメイト、T.フォーストも3位で表彰台を獲得し、TEINユーザーが2-3フィニッシュを達成した。
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2日間で全15ステージ、125マイル(約200km)で争われるオリンパス・ラリーが幕を開けた。19日のレグ1で幸先の良いスタートを切ったのが、第3戦のオレゴンでSYMS Racingに移籍し、いきなり今季初優勝を獲得したピンカーで、ファーストステージとなるSS1を制覇。さらにチームメイトのフォーストも2番手タイムで続く。その後もTEINユーザーの2台はベストタイムを分け合いながら、ラリーをリードしていたのだが、この日の最終ステージとなるSS10でトップに付けていたフォーストがパンクを喫し、20秒のタイムロス・・・・。3番手でレグ1をフィニッシュすることとなった。
かわってトップに浮上したのがチームメイトのピンカーだったが、翌20日のレグ2はソフトタイヤの本数不足で苦戦の展開に・・・・。ライバル勢がソフトタイヤでペースを上げるなか、ミシュランユーザーのピンカーはミディアムタイヤで我慢の走りを強いられることとなり、結局、ロングステージで交わされて2位でフィニッシュすることとなった。第3戦よりハンコックからヨコハマタイヤにスイッチしたフォーストも激しいプッシュを披露するものの、3位でフィニッシュ。惜しくも勝利を逃すこととなったが、TEINユーザーが2-3で表彰台を獲得している。
■担当エンジニアのコメント(テインUSA/中井克真氏)
「今回のダンパーセッティング方向性は、路面がかなり荒れているため、荒れた路面の走破性・ジャンプでの着地性に重点を置きました。テインのエンジニア、チーム(SYMS)エンジニアとも、P-WRCにも参加しており、アルゼンチン、メキシコといった非常に荒れたラフ路面も経験しているため、悩まずセッティングの方向を見つけだすことが出来ました。車高、クリックセットアップ等は、Rd3 Portlandと比較しても、ラフロード向けのセットアップに変更し、テストを迎えました。テストでは、路面とのマッチング、タイヤ選択、ジャンプのランディング性能を確認し、クリック・スタビライザー・S/Pの確認を行いましたが、両ドライバーとも、非常に満足していましたね。その後、ガレージに戻り、車高、キャンバーの確認を行い、本番に備えました。
本番でも、ドライバーからジャンプの着地性能について、絶賛の評価をもらうことができました。天候が不順で、終日雨となり路面状況が非常にスリッピーでしたが、テスト時に路面状況が悪化した場合のset upも確認してあったので、問題なくセットアップできました。
ラリーは残念ながら優勝できませんでしたが、ドライバーからは『今回のダンパーセッティングは路面とマッチして非常によかった』というコメントが得られました。」
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Pos. |
No. |
ドライバー |
車両 |
タイム |
トップとの差 |
備考 |
1 |
74 |
R.レイジマン/M.ウィリアムズ |
MISTUBISHI LANCER
EvoIX CT9A |
2:24:00.9 |
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2 |
199 |
A.ピンカー/P.ワルシュ |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
2:24:05.5 |
+4.6 |
TEIN Gr.Nダンパー装着車 |
3 |
34 |
T.フォースト/C.ビーブス |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
2:24:30.4 |
+29.5 |
TEIN Gr.Nダンパー装着車 |
4 |
43 |
K.ブロック/A.ゲルソミーノ |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
2:28:30.5 |
+4'29.6 |
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5 |
18 |
M.イオリオ/O.ホルター |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
2:30:03.7 |
+6'02.8/td>
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6 |
774 |
O.ディミタース/A.オックウェル |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
2:33:19.7 |
+9'13.5 |
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