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新加入のA.ピンカーが今季初優勝を獲得!
T.フォーストも3位に入賞! TEINユーザーが1-3フィニッシュを達成!
2007年のRANC(ラリー・アメリカ=米国ラリー選手権)の第3戦「オレゴントレイル・ラリー」が4月20-22日、オレゴン州のヒルズボロー周辺で開催された。ステージはポートランド西部の材木運送用のグラベルロードで、3日間で全16ステージ、140マイル(224km)を設定。いずれも立木に囲まれたテクニカルな林道コースだ。ラリーウィークは雨から霧、そして晴天と天候が目まぐるしく変化するものの、SYMS Racingのスバル・インプレッサGDB-Eを駆るT.フォースト、そして今大会よりチームメイトに加わったA.ピンカー(スバル・インプレッサGDB-B)が素晴らしいパフォーマンスを披露。ピンカーが今季初優勝を獲得するほか、レグ2のパンクで後退したフォーストも3位入賞を果たし、TEINユーザーが1-3フィニッシュを達成した。
立木に囲まれたツイステイな林道グラベルで争われる「オレゴントレイル・ラリー」は、RANCでも完走率の低いイベントだ。事実、今大会でも参加台数の約半分がメカニカルトラブルやクラッシュで脱落するサバイバルラリーが展開されていたのだが、そのなかで幸先の良いスタートを切ったのが、06年のPGTクラスでチャンピオンに輝き、今季よりトップカテゴリーのオープンクラスにステップアップを果たしたフォーストだった。SS1、SS2、SS3、SS4でセカンドベストをマーク。他のドライバーと異なるドライビングスタイルで快走を披露する。さらにSS5で3番手タイム、SS6で4番手タイムをマークし、20日のレグ1をトップでフィニッシュした。
が、明けた翌21日のレグ2では序盤でパンクに見舞われ、5番手タイムに低迷。SYMS RacingとTEINのセッティング調整の結果、SS8、SS12でベストタイムをマークするものの、3番手でレグ2をフィニッシュする。
かわって好走を披露したのが今大会よりSYMS Racingに加わったピンカーで、レグ1は調整不足でペースが上がらなかったものの、マシンに慣れてきたレグ2では3本のステージでベストタイム、3本のステージでセカンドベストをマークし、一気にトップに浮上した。
そしてピンカーは翌22日のレグ3でもコンスタントな走りを披露し、今季初優勝を獲得。TEINユーザーがRANCシリーズで初勝利を獲得する。
さらに、この日のファーストステージとなるSS13でサードベストを叩き出すほか、SS14、SS15、SS16でベストタイムをマークするなど激しいプッシュを披露したフォーストも3位入賞で表彰台を獲得。TEINユーザーが1-3フィニッシュを達成し、ダンパーのパフォーマンスを証明した。
Pos.
No.
ドライバー
車両
タイム
トップとの差
備考
1
5
A.ピンカー/P.ワルシュ
SUBARU IMPREZA
GDB-F
2:00:32.8
TEIN Gr.Nダンパー装着車
2
43
K.ブロック/A.ゲルソミーノ
SUBARU IMPREZA
GDB-F
2:01:18.9
+46.1
3
34
T.フォースト/C.ビーブス
SUBARU IMPREZA
GDB-F
2:01:37.3
+1'04.5
TEIN Gr.Nダンパー装着車
4
11
P.コイニエール/J.ベッカー
Hyundai Tiburon
2:07:51.5
+7'18.7
5
18
M.イオリオ/O.ホルター
SUBARU IMPREZA
GDB-F
2:08:12.6
+7'39.8
6
103
W.グーベルマン/N.リチャード
SUBARU IMPREZA
GDB-F
2:08:30.8
+7'58.0