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T.フォーストが5位に入賞! |
TEINユーザーが過酷なコンディションに対応! |
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2007年のRANC(ラリー・アメリカ=米国ラリー選手権)の第2戦「100エーカー・ウッドラリー」が2月23-24日、ミズーリ州南央部のマーク・トゥウェイン・ナショナル・フォレスト近郊で開催された。ステージはテクニカルセクションと高速セクションを合わせ持つチャレンジグなグラベルコースで、2日間で全15ステージ、110マイル(176km)を設定。金曜日は快晴、土曜日は強風と豪雨に見舞われるなど、ラリーウィークは目まぐるしく天候が変化し、ドライバーとチームにとっては刻々と変化するコンディションへの対応が求められる厳しいラリーとなった。そんななか、開幕戦の「スノー*ドリフト・ラリー」で2位入賞を果たしたTEINユーザーのT.フォーストが素晴らしいパフォーマンスを発揮。タイヤのマッチングに苦戦を強いられながらも、最後までねばり強い走りを披露し、5位でフィニッシュしている。
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RANCのなかで「最も美しいラリー」と称される100エーカー・ウッドラリーが2月23日、幕を明けた。SYMS Racingのスバル・インプレッサGDB-Eを駆るフォーストは事前のテストで入念なセットアップを実施するほか、タイヤメーカーのHankookも2種類のタイヤをラインナップしていたのだが、タイヤと路面のマッチングに苦戦し、SS1で11番手タイム、SS2で9番手タイム、SS3で8番手タイムとファーストループで低迷。グリップ不足で苦しい展開を強いられる。それでも、フォーストは果敢な走りを継続。昼のサービスを挟んだ後のセカンドループではSS4で4番手タイム、SS5で5番手タイムと徐々にペースアップを果たしていった。
が、明けた翌24日のレグ2は雨に祟られ、路面はマッディなグラベル状態に変化する。追い上げを狙うフォーストにとって不利な状況となったが、チームはタイヤのグリップを向上させるべく、タイヤにハンドカットを施すほか、TEINのエンジニアもダンパーを調整した結果、SS6、SS7で4番手タイム、SS8で5番手タイムをマーク。さらに、途中のサービスで行なったダンパーのアジャストが功を奏し、SS10でセカンドベスト、SS14でサードベストを叩き出すなど、コンスタントに好タイムを連発していった。結局、序盤の出遅れが響き表彰台を逃すこととなったが、ドライバー、チームともにコンディションの変化に素早く対応し5位に入賞。ドリフト競技で磨かれたコントロール能力は本物と言えるだけに次戦での初優勝に期待したい。
なお、フォーストはレグ1でインカットした際にアップライトを破損。昼のサービスでパーツの交換を行なっているのだが、TEINのダンパーはその衝撃をも吸収しており、2日間の厳しいラリーをダンパー無交換で走破している。
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Pos. |
No. |
ドライバー |
車両 |
タイム |
トップとの差 |
備考 |
1 |
43 |
K.ブロック/A.ゲルソミーノ |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
1:31:13.5 |
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2 |
199 |
T.パストラーナ/B.エドストローム |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
1:31:20.7 |
+7.2 |
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3 |
20 |
A.コムリピカール/M.ゴルドファルブ |
MISTUBISHI LANCER
EvoIX CT9A |
1:31:39.5 |
+26.0 |
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4 |
90 |
L.オサリヴァン/S.パトナム |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
1:31:51.7 |
+38.2 |
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5 |
34 |
T.フォースト/C.ビーブス |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
1:33:38.8 |
+2'25.3 |
TEIN Gr.Nダンパー装着車 |
6 |
18 |
M.イオリオ/O.ホルター |
SUBARU IMPREZA
GDB-F |
1:36:18.7 |
+5'05.2 |
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