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M.トゥルスキーが8位でフィニッシュ
L.クザイは20位、S.フリッチも13位に低迷・・・・
2007年のPRC(ポーランドラリー選手権)第4戦が7月12-15日、ポーランドの旧首都であるクラコフ周辺で開催された。同イベントはこれまで「ラリー・バベルスキー」として行なわれてきたのだが、3度目の開催を迎える今季は「スバル・ポーランドラリー」として開催。オープニングステージには51台が出走したものの、いきなり2台がリタイアする波乱の幕開けで、L.クザイ(スバル・インプレッサGDB?F)、S.フリッチ(スバル・インプレッサGDB-F)、M.オレクソビッチ(スバル・インプレッサGDB-F)、S.ルタ(スバル・インプレッサGDB-F)、M.トゥルスキー(スバル・インプレッサGDB-F)らTEINユーザーも苦戦を強いられることとなった。
P-WRC(プロダクション世界ラリー選手権)で活躍するポーランド選手権の王者、クザイが序盤のコースオフで20位に低迷するほか、若手ドライバーのフリッツも中盤でパンクを喫し、13位に後退する。終始ペースの上がらなかったルタ、オレクソビッチらもそれぞれ29位、32位でフィニッシュし、TEINユーザーの最高位はトゥルスキーの8位に留まることとなった。
スバル・ポーランドラリーが12日、一級河川「ヴィースワ川」の橋を舞台にしたスーパーSSで幕を開けた。同ステージで2台がクラッシュするなど波乱含みの幕開けとなるなか、フリッチが2番手タイム、クザイが4番手タイムをマーク。TEINユーザーが幸先の良いスタートを見せる。が、翌13日から本格的な競技がスタートすると予想外のハプニングが続出し、クザイ、フリッチの2台も大きく後退することとなった。
まず、リアのデファレンシャルギアにトラブルが発生したことから、SS3でクザイがコースオフ。約5分をロスしてしまい、大きく後退する。クザイはトラブルを抱えたままSS4でトップタイムをマークするほか、翌14日も修復したマシンでSS8、SS9を制するなど、その後は激しい追走を披露するものの、SS3のコースオフが響き、結局20位で同ラリーを終えることとなった。
またクザイのチームメイト、フリッチも3番手に付いていたのだが、14日のSS10でパンクに見舞われて大きく後退し、13位でフィニッシュする。さらにルタ、オレクソビッチらもペースが上がらないまま、それぞれ29位、32位でフィニッシュ。TEINユーザーの最高位は粘り強い走りを披露したトゥルスキーで、この波乱のラリー展開のなか、8位でフィニッシュしている。
■担当エンジニアのコメント(テイン開発課/菅野一平)
「今回は諸事情があって現地でのユーザーサポートが行なえなかったのですが、セッティングが煮詰まってきているので足まわりに関しては特に心配はありませんでした。市街地を中心にしたステージ設定になっているので、サスペンションは固めのセットアップを実施。今後はチーム側と相談しながらトラクションを重視した柔らかい方向のセッティングを試したいと思います」
Pos.
No.
Driver
Class-Pos
Machine
Time
Diff
1
6
B.ブッファー
NS2
Peugeot 207 S2000
1:34:26
0
2
5
T.チョピック
NS2
Fiat Punto S2000
1:34:57
30.5
3
3
T.クゥッカー
N4
Subaru Impreza
1:35:26
59.2
8
25
M.トゥルスキー
N4
Subaru Impreza
1:37:03
+2:36.5
13
10
S.フリッツ
N4
Subaru Impreza
1:39:20
+4:54.0
20
1
L.クザイ
N4
Subaru Impreza
1:46:42
+12:15.9
29
22
S.ルタ
N4
Subaru Impreza
1:52:11
+17:45.0
32
16
M.オレクソビッチ
N4
Subaru Impreza
1:56:11
+21:44.8