HOME >> モータースポーツ >> ポーランドラリー選手権 >> Rd.1 レポート

4台のTEINユーザーがスノーラリーにチャレンジ
若手成長株のS.フリッツが3位で表彰台を獲得!



 2007年のPRC(ポーランドラリー選手権)開幕戦「ラリー・マグルスキー」が2月2〜3日、ポーランド南部のゴーリスで開催された。同イベントは今年で3回目の開催を迎えるスノーラリーで、Gr.N車両、S2000車両を合わせて50台がエントリー。そのうちの4台がTEINユーザーで、P-WRCで活躍するポーランド選手権の王者、L.クザイ(SUBARU・インプレッサGDB-F)を筆頭に、若手成長株のS.フリッツ(SUBARU・インプレッサGDB-F)、M.オレクソビッチ(SUBARU・インプレッサGDB-F)、S.ルタ(SUBARU・インプレッサGDB-F)がチャレンジした。 ラリーではトップを快走中のクザイがSS5でコースアウトを喫し、トップ争いから脱落するものの、チームメイトのフリッツが終始安定した走りを披露。3位入賞を果たし、ポーランド選手権の初戦で表彰台を獲得している。



ポーランドラリー選手権で唯一のスノーイベント、ラリー・マグルスキーが2月2日、ゴーリスの市場で行なわれたセレモニアルスタートで幕を開けた。今季は暖冬の影響で開催中止が懸念されていたのだが、主催者の努力で無事に開催され、スタート会場周辺のゴーリス市街地には数多くのスペクテイターが来場。とはいえ、ラリーウイークは路面の雪が解け始め、場所によってはグラベルやターマック、さらに気温の下がる夕方にはアイスパッチが出現したことから、難しいコンディションなかでラリーが争われることとなった。

そのなかで、幸先の良いスタートを切ったのがポーランドの最速ドライバーであるクザイだ。序盤はS2000勢に先行を許すものの、王者の貫禄を見せ付けるかのようにSS4までにトップへ浮上。そのまま後続を引き離しに掛かる。しかし、もともと風邪により万全の体調ではなかったクザイは続くSS5でコースオフを喫し、12分の大量タイムロス。最多ステージウインで1ポイントを獲得するものの、この時点でトップ争いから脱落することとなった。
かわって明けた翌3日のレグ2では、クザイのチームメイト、フリッツがコンスタントな走りを披露し3番手へ浮上。しかも、2番手に30秒強まで迫ったことから、フリッツは終盤でマキシマムアタックを披露する。まさにワンミスでポジションが入れ替わる白熱の2番手争いとなっていたのだが、相手も果敢な走りで2番手をキープ。フリッツは3位でポディウムの一角を獲得した。また、前日にコースアウトを喫したクザイも気持ちを切り替えて積極的な走りを披露。16位まで追い上げてフィニッシュする。そのほかのTEINユーザーも12SS、総ステージ走行距離159.03kmを走りきり、オレクソビッチが12位、ルタが18位で完走した。

なお、同イベントではスノーラリーの対策としてTEINユーザーは専用のスノーブーツを装着した。これはS/Pへの雪の進入を防ぐほか、シールの凍結破損を防止するスノー戦ならではのスペシャルアイテムなのだが、このアイテムの採用によりTEINユーザーはトラブルフリーで全ての行程を走破。これまで培った経験と技術でユーザーの完走をサポートしている。



Pos. No. ドライバー 車両 タイム トップとの差 備考
1 6 T.クゥッカー/D.ガーバー SUBARU IMPREZA
GDB-F
1:36:46.4  
2 10 P.ディッコ/T.ディッコ MITSUBISHI LANCER Evo[
CT9A
1:36:54.3 +7.9  
3 7 S.フリッツ/J.ラッツェ SUBARU IMPREZA
GDB-F
1:37:26.4 +40.2 TEIN Gr.Nダンパー装着車
12 9 M.オレクソビッチ/A.オブレボウスキ SUBARU IMPREZA
GDB-F
1:42:35.3 +5:48.9 TEIN Gr.Nダンパー装着車
Home Top of page