HOME >> モータースポーツ >> ニュルブルクリンク24時間レース >> What's Nurburgring
世界一過酷なレースと言われるニュル24時間とは?
ニュルブルクリンクは、ベルギーとの国境に近いドイツ中西部、アイフェル山地に1927年(昭和2年)、第一次世界大戦後の世界恐慌に対する雇用促進、そして過疎の村興しとして造成された。ほぼ当時のまま現存する北コース(ノードシュライフェ、オールドコース)には、200近いコーナー、300mもの高低差、縦方向のブラインドコーナー、さらにはジャンピングポイントがあり、1周の中にありとあらゆるコース状況が整っている。また、コースのほとんどが4〜6速を使用する高速コースで、自動車メーカーの最終ロードテストが行われることでも知られている。

ニュル24時間ではF1行われるグランプリコースと北コースを合わせた1周25.378kmという1周10分近くもかかるコースを舞台に行われる。天気の読めない“スパウェザー”で有名なスパ・フランコルシャン(ベルギー)にも近く、天候が変わりやすく、晴れ、雨、雷雨、ヒョウといった気象現象がサーキットの場所によっても異なってくることもあり、天候を読む判断も問われる難関なコースとしても知られている。

この過酷なコースで年に1回行われるツーリングカーレースの祭典、ニュル24時間には毎年200台を超える車両の参加があり、BMW、ポルシェといったドイツのスポーツカーを中心に、日本車も数多く参加している。出場車両のレベルを日本のレースに例えれば、SUPER GTのGT300クラスから、D1並みのチューンドカー、スーパー耐久、ワンメイクレース車両等バラエティに富んでおり、地元のZAKSPEEDのような元F1チームのようなプロフェッショナルチームから、レース好きの仲間同士で作ったアットホームなチームまであり、非常に門戸が広い。テインは、ファルケンモータースポーツが参戦させたスカイラインGT-Rのサポートを続け、02年には総合5位に入る健闘を見せた。また05年にはステファン・サラザンを擁したPROVA RACING DEVISIONのインプレッサの足も担当し、こちらのクラス2位入賞という結果にも貢献している。このニュルで鍛え上げられたノウハウを元に、今年も2年ぶりにサポートを行うこととなった。


Home Top of page