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D.ヒギンズが脅威の4連勝を達成!
D.ヘリッジも2位に入賞。TEINユーザーが1-2フィニッシュ!



  2007年のCRC(チャイナラリー選手権)第4戦「ラリー開陽」が8月4〜6日、貴州省の開陽(カイヤン)で開催された。4日のスーパーSSはグラベルとコンクリートの混合路で争われたものの、翌5日からは本格的なグラベルステージを舞台に激しいバトルが展開。いずれも開陽県の山岳地帯に設定されたツイスティなSSで、リズミカルなコーナリングがステージ攻略のポイントとなった。
SUBARU RALLY TEAM CHINAのM.リューは、前戦の六盤水でマシンを破損、その修復が間に合わなかったことから同イベントをスキップしたものの、スバル・インプレッサGDB-Fを駆るチームメイトのD.ヘリッジ、L.ウェイ/市野諮がエントリー。さらに万宇チームで三菱ランサー・エホリューション9を駆るD.ヒギンズ、F.ファン、Q.チャンらも健在で、計5台のGr.Nダンパー装着車がトップクラスのN4にチャレンジした。
事前テストではヘリッジのマシンにミッショントラブル、ウェイ/市野のマシンにターボトラブルが発生するものの、すぐにサービスで修復を行ない、順調にテストプログラムを消化する。さらに新しいセッティングにチャレンジしたヒギンズもテスト段階から好感触で、ラリー本番でも彼らTEINユーザーたちは序盤からコンスタントな走りを披露。序盤で抜け出したヒギンズが4連勝を達成するほか、ヘリッジも2位入賞を果たし、1-2フィニッシュを達成した。



計9ステージ、143.36kmで争われる「ラリー開陽」が4日、貴陽市のジェロ公園に設定されたスーパーSSで幕を開けた。幸先の良いスタートを切ったのは、ここまで3連勝を挙げているヒギンズで、ヘリッジとの一騎打ちを制してトップタイムをマーク。敗れたヘリッジも3番手タイームをマークし、以下、ファンが8番手、ウェイ/市野が10番手で続く。

  その勢いは翌5日も続き、SS2、SS3、SS4、SS5と全てのステージを制したヒギンズがトップをキープ。ヒギンズも約40秒差の2番手でレグ1をフィニッシュした。

そして翌6日のレグ3ではトップのヒギンズが余裕のクルージングを披露し、今季負けなしの4連勝を達成する。さらにSS7、SS8でトップタイムをマークしたヘリッジも2位入賞を果たし、TEINユーザーが1-2フィニッシュを達成。以下、チャンが7位、ファンが9位、ウェイ/市野が11位に付けるなど、TEINユーザーが素晴らしいパフォーマンスを披露した。

■担当エンジニアのコメント(テイン開発課/姫野智壮)
「ラフグラベルと聞いていたのですが、前戦の六盤水よりはスムーズな路面だったので、SUBARU RALLY TEAM CHINAのインプレッサユーザーと万宇チームのランサーを駆るファン選手、チャン選手はトラクション性能を重視してソフトなセッティングを実施。一方、ヒギンズ選手は新しいセッティングを試してみました。事前テストではヘリッジ選手、ウェイ選手にマシントラブルが発生しましたが、足まわりに関しては順調な仕上がり。SS3でコース特有のアンダーステアの症状が出ていましたが、その後は特に大きな問題はありませんでした。次戦はヒギンズ選手でトライした新しいセッティングを他のユーザーにも投入する予定で、ドライバーに合わせて煮詰めて行きたいと思います」



Pos No. Entrant Class-Pos Machine Time Diff
1 12 三菱藍瑟萬宇拉力車隊 N4-1 Mitsubishi Evo9 1:50"34.0  
2 11 斯巴魯拉力車隊 N4-2 SUBARU IMPREZA GDB-G 1:51"43.4 1"09.4
3 2 咳速停車隊 N4-3 SUBARU IMPREZA STI9 1:53"25.7 2"51.7
7 16 三菱藍瑟萬宇拉力車隊 N4-7 Mitsubishi Evo9 1:55"45.8 5"11.8
9 18 萬宇拉力車隊 N4-9 Mitsubishi Evo9 1:58"55.4 8"21.4
11 19 斯巴魯拉力車隊 N4-11 SUBARU IMPREZA GDB-E 2:02"07.6 11"40.2
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