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H.リーが2000ccクラスで6位チェッカー
H.シャオ・ルー、C.シャオロンはエンジントラブルで惜しくもリタイア
2007年のCCC(中国サーキット選手権)第5戦が9月22〜23日、北京郊外の北京金港サーキットを舞台に開催された。前戦の北京で初優勝を獲得したH.シャオ・ルー(5号車)を筆頭に、チームメイトのC.シャオロン(6号車)、H.リー(3号車)らフォード・フォーカス勢が2000ccクラスにエントリー。さらに778レーシングチームでキア・セラトを駆るH.チャオハン(20号車)、W.シャオフン(21号車)が1600ccクラスに参戦するなど、数多くのTEINユーザーが同ラウンドにチャレンジした。
同サーキットは2つのヘアピンと低中速コーナーを繋いだテクニカルなレイアウトで、パッシングポイントが少ないことから、決勝のスタートグリッドがリザルトを左右する。そのため、TEINユーザーたちは22日の予選から猛チャージを披露。その結果、若手ドライバーのシャオロンが4番手タイムに伸び悩むものの、シャオ・ルーが2戦連続で2000ccクラスのポールポジションを獲得するほか、今大会よりTEINダンパーを装着したリーも2番手タイムをマークし、TEINユーザーがフロントローを独占した。
が、23日の決勝ではレース中盤でシャオ・ルー、シャオロンらがエンジントラブルに見舞われてリタイアするほか、序盤で3番手に後退したリーもフライホイールのトラブルでペースダウンを強いられることに……。しかし、リーは最後まで粘り強い走りを披露し、6位でフィニッシュした。
また、激戦の1600ccクラスでもシャオフンが予選で5番手タイム、チャオハンが8番手タイムをマーク。決勝でもコンスタントな走りを披露し、シャオフンが5位、チャオハンが8位でチェッカーを受けた。
第4戦の北京から約2週間のインターバルを経て開催された第5戦は、第4戦と同様に当初は成都サーキットでの開催が予定されていたのだが、舞台を北京金港サーキットに変更してレースが争われることとなった。フォード・フォーカスで2000ccクラスに参戦するシャオ・ルー、リー、シャオロンの3台は事前テストでエンジントラブル、デファレンシャルトラブルなど予想外のハプニングが続出するものの、レースウィークは安定したコンディションで、マシンのフィーリングも好感触。22日の予選でも前戦のウィナー、シャオ・ルーが60kgの最大ハンディウェイトを搭載しながらも2戦連続でポールポジションを獲得した。さらに今大会よりTEINダンパーを装着したリーも「マシンのコントロール性が向上して中低速コーナーで向きを変えやすくなった」とのことで2番手タイムをマーク。残念ながらシャオロンは4番手タイムに留まることとなったが、TEINユーザーがフロントローを独占した。
が、1-2フィニッシュが期待されていた翌23日の決勝では、ポールポジションのシャオ・ルーがハンディウェイトの影響でペースが上がらず、オープニングラップで2番手に後退。同時に2番手グリッドのリーも3番手に後退する。その後もシャオ・ルー、リーは必死の追走を披露。中盤で後続にクラッシュが発生し、セーフティカーが入ったことから、逆転が期待されていたのだが、レースが再開されると2番手のシャオ・ルーがエンジントラブルでリタイアするほか、3番手のリーもフライホイールのトラブルに見舞われて、ペースダウンを強いられることに……。さらに、トップグループを追走していたシャオロンもエンジントラブルに見舞われて、そのままリタイアすることとなった。
まさに脱落者が続出するサバイバルレースとなるなか、リーが最後まで粘り強いを披露。フライホイールを破損しながらも6位でフィニッシュした。
一方、1600ccクラスでも778レーシングの2台が予選から好走を披露し、シャオフンが5番手タイム、チャオハンが8番手タイムをマークする。さらに決勝でも冷静なレース運びでポジションをキープし、シャオフンが5位、チャオハンが8位でチェッカーを受けた。
■担当エンジニアのコメント(テイン開発課/滝沢良)
「5号車を駆るシャオ・ルーは最大ウェイトを搭載していたので、そのポジショニングに苦労していましたが、足まわりに関しては特に問題はなく、今大会から初めてTEINダンパーを装着したリーも好感触。次戦の上海はスプリングレートやスタビライザーなど剛性を上げる必要がありますが、今回のレースウィークで新しい仕様もチェックできたので、あとはコンディションに合わせたセッティングがポイントになるでしょう。次戦はクムホタイヤも新スペックを投入するようなので、新しいタイヤに合わせてセッティングを行ないたいですね」
Pos
No.
Driver
Class-Pos
Team/Car
Time
Lap
1
5
韓 寒
1600cc-2
上海大眾333
40'07"759
33
2
1
郭海生
1600cc-3
基亞車隊
40'28"814
33
3
2
林立峰
1600cc-2
基亞車隊
40'29"815
33
5
21
王少峰
1600cc-4
778車隊
41'05"134
33
8
20
黄楚涵
1600cc-5
778車隊
40'17"380
32