残すところ2戦となった全日本ダートトライアル第7戦は、能登半島に位置する門前町モータースポーツ公園で開催された。当日は早朝から雨が降り出し、ウェット路面での難しい戦いとなった。

N2クラス、前戦切谷内では猛暑から体調を崩し下位に低迷した原選手。今回はシリーズチャンピオン獲得の為にも勝ちたいところだ。完全なウェット路面の1本目、抜群の安定感と速さを見せてトップに立つ。

2本目はタイムダウンするが1本目の原選手を破る者は現れず見事優勝を決める。そしてシリーズ2位の伊藤選手がノーポイントに終わり、原選手の6年連続シリーズチャンピオンが決定した。

SA2クラスすでにシリーズチャンピオンを決めている北村選手。1本目からトップに立つ。しかし2本目後半の車両にトラブルが発生して高速セクションで失速。最後はゴール直前の直角コーナーでスピンと7位に終わる。代わってトップに立ったのはライバル櫛田選手。今シーズンは待望の初優勝を決める。

SC1クラス、ここでポイントを獲得すれば単独トップでシリーズチャンピオンの石井選手。ウェット路面とテクニカルセクションで不利なインテグラで果敢に攻めるがシビック勢のタイムには及ばず6位と入賞となる。

しかしポイントをきっちりと獲得し、シリーズチャンピオンを決めた。

次戦は最終戦の広島県のテクニックステージタカタ。最後までテインユーザーの活躍が見逃せない。