全日本ダートトライアル第6戦は、全日本初開催となる青森県のサーキットパーク切谷内で開催された。 コースは山の斜面を利用した高低差のあるレイアウトでテクニカルな内周とハイスピードな外周を組み合わせ、また天候にも恵まれた為路面は固く引き締まり各クラスで激戦が繰り広げられた。

SA2クラス、これまで第4戦スナガワの2位以外すべて優勝している北村選手。1本目からコース脇のバンクに乗り上げる程の激走に装着した「TYPE Gr.N」ダンパーはしっかりと路面を捉え見事トップタイムを刻む。2本目はマシントラブルに見舞われリタイヤとなったが1本目のタイムで優勝を飾る。ライバル櫛田選手は1本目にマシントラブル、逆転を狙った2本目もタイムがのびず8位に沈んだ。

SC1クラスDC5インテグラで戦う石井選手。1本目からトップに立ち、路面の良くなった2本目は「TYPE　HG」のセッティングを変更し1本目のタイムをさらに2秒更新し優勝を飾る。

SC3クラス、前回優勝しチャンピオン争いのとどまった炭山選手。1本目はシリーズを争う梶岡選手、谷田川選手につづく3位。ここで勝たなければシリーズチャンピオンも無くなると気合の入る2本目。荒れてきた路面のギャップも「TYPE　Gr.N」ダンパーはものともせず渾身の走りに答える。そして見事オーバーオールとなるタイムをたたき出し今季2勝目を飾った。

シリーズ争いも激戦を見せる中テインユーザーの活躍に期待したい。