全日本ダートトライアル第3戦は、長野県にあるスポーツランド信州にて開催された。

前日は雨の降る中の公開練習となったが、決勝当日は天候が回復し路面がWETからブラックマークのつくほどのDRYへと変化する難しいイベントとなった。

SA2クラス、信州といえばギャラリーコーナーでの豪快なドリフトを見せる北村選手。今回も期待にこたえるようにドリフト。ギャラリーからは拍手も沸いた。そんな激しい走りでも装着した「Gr.Nダンパー」は確実にトラクションを伝え、1本目からトップタイムを刻み見事に優勝。昨年からの連勝記録を10へ伸ばした。

SC1クラス、昨年の第4戦スナガワ以来優勝から遠ざかっている石井選手。改造車となったインテグラに合わせ「TYPE HG」のセッティングを見直し1本目まずは様子を見ながら4番手タイム、2本目超硬質となる路面に合わせショックの調整を行う。そして期待の2本目、激しい走りの中にもきっちりと抑えるところを抑え、見事今季初優勝。2位へ1秒以上の差をつけての優勝となった。今年クラス変更して3戦目、ようやく歯車が噛合ったのか、シリーズ中盤戦からの快進撃に期待したい。

SC3クラス、開幕から2戦悔しい3位に終わっている炭山選手。ここ信州を得意としているだけにもちろん優勝を狙う。1本目2位を0.2秒離しトップに立つ。2本目ディフェンディングチャンピオンの谷田川選手に逆転され惜しくも2位に終わる。しかしセッティングは煮詰まってきており次戦からの巻き返しに期待したい。

次戦、第4戦は北海道のハイスピードコース、オートスポーツランドスナガワにて開催される。シリーズも中盤戦が始まり激しい戦いがの予想される。テインユーザーの活躍が見られるだろう。