2006年全日本ダートトライアル選手権が丸和オートランド那須において開幕した。

N1クラス、05年最終戦のタカタで優勝している児島。ライバルでありチームメイトの石井・木島がクラスを移りシリーズチャンプへの期待も大きく掛かる。シーズンオフにセッティングを見直した足回りの効果か、2本目のWETからDRYへ変わりつつある難しい路面を鋭いラインで攻め見事開幕戦優勝を飾る。

N2クラス、5年連続シリーズチャンプの原。注目の1本目は5位。続く2本目タイムが伸びない。前日の公開練習からブーストが上がらない症状が出ていたがこれが悪化。タービントラブルで9位に終わる。替わって期待のかかる岡林。昨年も開幕戦を優勝しており、縁起のいい初戦。2本目のDRY路面も熟成されたストーリアHGダンパーで思い通りに攻め1本目の7位から2位へ浮上。幸先のいいスタートを切る。

SA2クラス、昨シーズンチャンピオンの北村。車両もF型へと変わり、ダンパーも昨年海外ラリーにてテインの開発した「Gr.Nダンパー」をダートラ用にセッティング変更し次元の違う走りを見せる。1本目から2位を3秒以上離し、さらに2本目もタイムアップし見事優勝。今年も連勝記録を伸ばしそうだ。ライバル櫛田はCP9AからCT9Aへ乗り換えたが今回まったくのシェイクダウン。セッティングに悩みながらも3位獲得。今年も北村とのデットヒートに期待したい。

SC3クラス、シリーズチャンプを狙う炭山。こちらもCT9Aへ乗り換えたが、1本目3位。2本目HGダンパーのセッティングを変えるものの、ライバル梶岡、谷田川に後一歩及ばず3位終わる。しかしまだまだ始まったばかり。次戦三井では進化した走りが見られるはず。

今シーズンもTEINユーザーの活躍にご期待ください。