フィンランドラリー選手権（FRC）の第6戦がフィンランド南部、バルト海近郊に位置するケラヴァで開催された。残り2戦、現在ポイントランキング2位につけるJ.サロ選手がシリーズチャンピオンへの望みをつなげるためには1位フィニッシュは必須。しかも同時にポイントランキングトップの選手が4位以下でフィニッシュする必要があるという、非常に困難を極めるラウンドとなった。

 

J.サロ選手は序盤から果敢に攻め続け、全部で8つあるSSのうちSS4以外の7つのステージでベストタイムをマークし、見事に優勝を果たす。しかしながら、ランキングトップの選手が2位でフィニッシュし最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを確定。残念ながらJ.サロ選手の2009年シリーズチャンピオンの夢は絶たれた。

「今シーズンは2ラウンドほど不運が続いた。リタイアにより、ポイント獲得のチャンスを逃した代償は大きい」と話すJ.サロ選手。

 

次回、フィンランドラリー選手権最終戦となる第7戦はフィンランド南部に位置するヒュヴィンカーで開催される。TYPE Gr.Nダンパーと、来期へつなげるJ.サロ選手の走りにご期待ください。