フィンニッシュラリー選手権（FRC）第2戦が2月20日〜21日に東南フィンランドにあるミッケリ周辺に開催された。今回も第1戦と同様にTYPE Gr.Nを装着したJ.サロ選手とK. カタヤマキ選手の1-2フィンニッシュの結果を望む。

 

DAY1、J.サロ選手がスタートから強い走りを披露し、SS1をミッケリ出身でライバルでもあるJ.ケトマー選手とわずか０．０５秒の差で1位。K.カタヤマキ選手もトップ争いに加わり、3位でフィニッシュ。J.サロ選手は続けてSS2もトップで終え、J.ケトマー選手を2位におさえた。一方、K.カタヤマキ選手はトラブルのため、9位までポジションを落してしまった。

 

二人のチームメイトがプッシュを続けていた際、SS3に残念な出来事があった！走り始まったばかり、J.サロ選手にオイル漏れが発覚。残念ながらリタイアとなった。「SS3のスタートから3キロを走ったところで、車に異変を感じた。オイル漏れが発覚したときには、極熱ターボにオイルがかかり、エンジンから火の手が出はじめたので、早急に車を止めた」とJ.サロ選手のコメント。

 

「車の調子が良く、速く走れていたので、自分のドライビングに満足していた。こういうトラブルは事前に症状が無いから、リタイアは本当に残念だった。まだオイル漏れの原因は分らない。エンジンは新品だった。」とJ.サロ選手のコメント。

K.カタヤマキ選手は４つポジションをアップし、SS3を5位で終えた。また、次のSS４でも続けてプッシュをしていたが、コースオフにより残念ながらリタイアとなった。

 

J.サロ選手にとって今回のラリーは、昨年シリーズ優勝を獲得したランサーEVO.IX最後のラリーとなる特別なものだった。「EVO.IXのラリー歴史がこういう結果で終わるのがとても残念。」とJ.サロ選手は悲しみながらコメントした。

次回の第3戦は3月7日、ヨエンスーで開催される。J.サロ選手/M.ステンベルグ選手の新ランサーEVO.Xのデビュー戦となり、共にTYPE Gr.Nの走りに期待したい。