第44回アーティック・ラップランド・ラリーが1月23日〜24日に開催され、2009年度のフィンニッシュラリー選手権が開幕した。昨年、完全優勝を遂げたJ.サロ選手は、TYPE Gr.Nを装着したランサーEvo.IXで今年も優勝を狙う。
DAY1、最初の2ステージでJ.サロ選手がトップを取り、チームメイトのK. カタヤマキ選手が2位、ライバルのJ.ケトマー選手が3位を獲得した。3人でトップ争いを続け、サービスパークに戻った時点でJ.サロ選手はJ.ケトマー選手とK.カタヤマキ選手から8.7秒の差で3位となった。J.サロ選手は「SS2の後に車が不思議な動きをしてしまい、頑張ったが思うように走ってくれなかった。コースに雪が沢山積もっていたので、スタートポジションの影響も受けてしまった。」とコメントした。
DAY1の最終戦はホースレースサーキットで行われるスーパーSS。スーパーSS終了後、J.サロ選手は「まだ127kmも残っているのでこれから何があるかわからない。トップとの差を取り戻すのは簡単ではないが、明日からはもっとプッシュする。」と明日からの走りに向けて自信を持ってコメントした。
DAY2、J.サロ選手は最初のステージでトップタイムを叩きだすも、雪の土手に接触しエンジンストールしてしまう。それでもトップとの差を2.3秒まで縮め、ステージ3では再度トップタイムを叩きだし、K.カタヤマキ選手を抜いて1位を獲得した。
最終ステージではJ.サロ選手が果敢なアタックを続け、最後までペースを落とすことなく2位と15.2秒の差をつけ優勝を飾った。チームメイトのK.カタヤマキ選手は2位、J.ケトマー選手が3位で開幕戦を終えた。
J.サロ選手は表彰台で、「昨年はスタートからフィニッシュまでレースをリードしたが、今年は優勝するのに苦戦を強いられた。だからこそ優勝できたことがとても嬉しい。」と歓喜のコメントをした。
次回、フィンランドラリー選手権の第2戦は2月21日、ミッケリで開催される。J.サロ選手とTYPE Gr.Nの熱い走りに是非期待して頂きたい。 |