全日本ラリー第9戦は岐阜県高山市周辺を舞台とするラリーハイランドマスターズで、いよいよシーズンの最終戦を迎える。
天候は晴天、サービス会場をスタートし、途中深谷ダムにてセレモニースタートを行いSS1へ向かう。
北海道の第7戦を3位、第8戦を4位と優勝まであと一歩の石田正史選手。今回は優勝し混戦のシリーズ3位争いになんとしても残りたいところだ。装着した「TYPE Gr.N DAMPER」のセッティングを事前のテストで煮詰めSS1でセカンドベストを刻む。しかしSS2を果敢に攻めていたときに思わぬトラブルに見舞われる。なんとステアリングコラムのガタつきが発生しハンドルが固定されなくなったのだ。SS2を7位、SS3を16位とハンドルを抑えながらの必死の走行が続く。SS3の後、最初のサービスで修復を試みるが25分のサービスでは完全には直らずSS4も11位。45分の2回目のサービスまで後ひとつとなるSS5。さらにステアリングタイロッドのトラブルが発生。左コーナーでコースアウトしリタイヤとなってしまう。怪我から復帰した今シーズン最後に悔しい終わり方のラリーとなってしまった。
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