今年もラリー北海道はアジアパシフィックラリー(APRC)第4戦、全日本ラリー第6戦の併催となり北海道は十勝周辺を舞台に開催された。9月に開催されるWRCラリージャパンの前哨戦ともいえ日本人選手の成績に注目が集まった。
APRC枠では今年からP-WRCへ参戦している鎌田選手に期待が掛かる。鎌田選手のインプレッサはSS1からベストタイムを刻み順調なスタートを切る。しかしSS3で新井選手へトップを譲り、2位へと後退。途中前走車へ追いつきタイムを挙げられないなど不運もありレグ1を3位にて終える。2日目装着しているGr.Nダンパーのセッティングを変更しラリージャパンへ向けてのデータ採りへと作戦を変更。SS10でクロッカー選手をかわし2位へと浮上、その後も安定した走りをみせ総合2位で最後はフィニッシュ。ラリージャパンの活躍に期待したい。
またAPRC枠では地元鎌田恭輔選手もランサーで参加。得意のラリーで安定感ある走りをみせ総合10位で完走。こちらもラリージャパンに期待したい。
全日本ラリー枠では石田正史選手がGr.Nダンパーを装着し参戦。ここ数年北海道イベントでは完走していないだけに完走・上位入賞を狙う。しかしSS1後半、サスペンションのトラブルに見舞われリタイヤ。テストでは好感触をつかんでいただけに無念のリタイヤとなる。次戦全日本ラリー第7戦とかちではその真価を見せてくれるだろう。 |