2006年のスーパー耐久レースRd.7はツインリンクもてぎで今シーズン最終戦となる。ST1では史上初の全勝優勝のかかるARTA DENAG GT3に注目が集まった。既にシリーズ優勝を決めているARTA DENAG GT3とST3の岡部自動車アドバンRX-7を含めテインユーザーは7台がエントリーした。
金曜のフリー走行から一転して雨となった予選。トラクションとバランスの取れたST2クラス四駆勢が速く、ST1クラス#1ARTA DENAG GT3はドライバー予選で総合3位に留まった。グリッド予選ではトップタイムを出すと、ST1の2位との間にST2クラス車両が2台入ることとなった。ST3はC-WEST ADVAN Zがクラスポール、#33 eeiA ings Zが3位、#14岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7が4位と、テインユーザーが上位を占める。
予選から一転してドライコンディションとなった決勝レース。#1DENAGのスタートを担当する新田選手が絶妙のスタートを切り、オープニングラップで2秒のリードを築く。37周めに田中選手にバトンタッチ、72周めには今期2戦目の出場となる高木選手に交代。終始安定したペースで危なげなく全勝優勝を達成した。シーズン全勝はスーパー耐久史上初。また、DENAGチームとしては昨年の第2戦から14連勝となった。その14連勝の足元を支えたのがテインダンパーであった。逆に波乱の展開となったのはST3。クラスポールからスタートした#23 C-WEST ADVAN Zはスピードに優るRX-7勢を先行させながらも計算されたペースで周回を重ねる。クラス3位からスタートした#33 eeiA -ings Zも序盤他車との接触からスピンし順位を落としたがハイペースで周回を重ね虎視眈々とトップの座狙う。スタートドライバーを務めた大井選手は一回めのピットインを給油のみでコースに戻る。次の周回で#23 C-WESTがピットイン、山田選手から谷口選手に交代、同時にタイヤを交換する。#33はタイヤ交換分のタイム差でトップに浮上。#23は4位のポジションとなる。逆に2回目のピットでは、#33がタイヤ交換、#23がタイヤ無交換で2位に浮上。80周を過ぎると#33の背後に#23が迫り、87周めに逆転する。このバトルの後から追い上げて来たのは#14岡部自動車ディクセルRX-7、ラップタイムは1周1秒以上速い。93周めに#33を抜いて2位に上がると、トップ#23とテールtoノーズとなる。5周にわたるバトルは#1ポルシェの優勝が決まった後の最終ラップ130Rで両車が接触、#23がコースから押し出されて決着。#14、#33、そして#27FINA SUNBEAM ADVAN M3の順でゴール。#23はコースに復帰して4位でフィニッシュした。ゴール後、最終ラップの接触が#14の危険なドライブと判定され、40秒のペナルティが課され、#33 eeiA -ings Zが優勝、2位#27M3、3位#14RX-7、4位#23Zという結果となった。このバトルを演じた上位4台は全てテインユーザーであった。
2007年もテインはスーパー耐久レースをサポートし続けます。来シーズンもテインユーザーの活躍にご期待ください。 |