2006年のスーパー耐久レースもスポーツランドSUGOで第6戦はを迎える。前回でST1のシリーズ優勝が決定したが、ST3も熱い戦いが繰り広げられ、ここまで6チームが優勝圏内につけている。岡山に続き400kmのレースのため、スプリントレースのようなバトルと、ピット戦略が勝敗を分けた。テインユーザーは8台がエントリーした。
ST1クラス、#1ARTA DENAG GT3は前戦でシリーズ制覇を決め、残るターゲットは7戦全勝での完全優勝。ドライバー/グリッド2回の予選も安定した走りでトップタイムを刻む。ST3クラスは、ポイントのリーダーの#15岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7がクラスポール。同チームの#14岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7が2位、4位に#33 eeiA ings Zがつける。
決勝レース、#1DENAGは、スタートでトップをキープするとタイヤのライフを計算したペースで淡々と走行する。それでも後続を引き離し格の違いをみせつける。51周めにドライバー交代でトップを明渡したものの、79周めのピットストップを給油のみで済ませるとトップでコースに復帰。終わってみれば2位に50秒もの差をつけて貫禄の優勝で、シリーズ完全制覇に王手をかけた。ST3は、クラス8番手スタートの#23 C-WEST ADVAN Zがスタート直後にピットイン。混戦でのタイムロスを嫌い2回義務付けられたピットをストップandゴーで消化する。ポールからスタートした#15岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7は序盤レースをリードするが、燃費に優るZ勢に追い上げられる苦しい展開。4位スタートの#33 eeiA ings Zにトップの座を明渡してしまう。上位陣のバトルを尻目に前が開けたポジションでペースを上げていた#23 C-WESTは62周めに2位までポジションアップ。77周めには#33をコース上で逆転しついにトップへ。#15岡部RX-7は3位まで順位を下げたためシリーズ優勝決定は最終戦にもつれこむかと思われた。が、ここで優勝を決めたいという気迫がドラマを起こす。残り4周というところで2位の#33に追いつくと、約半周のテールtoノーズのバトルを繰り広げ、ついに逆転。最終戦を待たずにシリーズ優勝を決定した。このレースは8番手からスタートした#23 C-WEST ADVAN Zが作戦勝ち。
最終戦もてぎも、テインユーザーの活躍に乞うご期待! |