2006年スーパー耐久レースの第3戦は十勝24時間。シリーズの行方を大きく左右するボーナスポイントをめぐって熱い戦いが繰り広げられた。テインユーザーは6台がエントリーした。
シリーズで唯一、予選の無い十勝24時間、ST1クラス、シリーズ完全制覇を狙うARTA DENAG GT3はGTクラスに続く2番グリッドからスタート。2周目にトップに立つと2時間ほどで2位に3Lap差をつける。あとは24時間先のフィニッシュに向けて驚異的に速く、そして安定したラップを重ねていく。
激しいバトルとなったのはST3クラス。スタートから飛び出した#33 eeiA ings Z、追い上げる#23 C-WEST ADVAN
Zと#15岡部自動車ADVAN RX-7、そして#27 FINA SUNBEAM ADVAN M3がピットインのタイミングでトップを入れ替えながら接近戦を見せる。始めに脱落したのは#15、エンジントラブルでペースダウン、何とかピットに戻るがエンジン交換を強いられてしまう。次に#23はハブボルトが折れるトラブルで脱落。#33を追い上げるのは片山右京を助っ人に迎えた#27 FINA SUNBEAM ADVAN M3。燃費とスピードのバランスを武器に安定したラップタイムを刻む。
そして迎えた24時間のゴール。一人旅を終えたARTA DENAG GT3は、終わってみればピットインの間すら首位を譲ることなく、2位に11Lapの差をつける完勝で今シーズン3勝目を挙げた。ST3クラス、終始1Lap以内の緊迫したバトルを制したのは、#33 eeiA ings Z。今期2勝目を挙げた。
テインダンパーとしては4年連続十勝総合優勝と、2年連続のクラス3制覇となった。 |